配信メッセージ

From: <yuuji.iseki@toshiba.co.jp>
日付: 2017年08月09日 12時47分
件名: JIEPサマーセミナー 「ここが聞きたいノイズ対策設計〜解析・シミュレーションから実測まで〜」開催(8/31)のご案内

2017サマーセミナー
 「ここが聞きたいノイズ対策設計
         〜解析・シミュレーションから実測まで〜」
 
 今年も恒例のサマーセミナーを開催いたします。
今日,我々の周りを見渡すと,スマートフォン,ウェアラブルデバイス,
自動車など至る所に電気・電子機器が使用されています。それら機器は,
小型化,省電力化され,また有線・無線でつながる様々な回路が混載され
て,これまで以上にEMC(Electromagnetic Compatibility)性能が求めら
れます。このため,「なぜそうするのか」を理解した実装設計・ノイズ対
策が必要になっています。
 今年のテーマは『ここが聞きたいノイズ対策設計 〜解析・シミュレー
ションから実測まで〜』です。シミュレータは,PIやEMCなどにおけるノイ
ズ対策に有用なツールです。でも使いこなしていますか?シミュレータに
使われていませんか?今回は,ノイズ対策の基礎,シミュレーションを用
いた最適設計の考え方,さらには実測による対策事例に関する内容につい
て,6名の講師にご報告頂きます。ご好評をいただいている「EMC設計技術
実践講座」からの報告もあります。
 他では聴けない盛りだくさんの話題を用意いたしました。皆様奮って
ご参加下さい。

日 時:2017年8月31日(木)10:00〜16:40 (9:30受付開始)
場 所:回路会館 地下1階会議室
    〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-2
    地図 https://web.jiep.or.jp/about/access.html
    JR中央・総武線「西荻窪駅」下車(新宿から快速電車で約15分),
    徒歩約7分。
参加費:正会員8,000円,賛助会員10,000円,シニア会員5,000円,
    学生会員1,000円,非会員15,000円,会員外学生5,000円
    (予稿集代,消費税込み)
    ※当日,会場にてお支払いいただきます。
    ※企業所属の学生会員は正会員扱いとします。
定 員:80名(8月25日までにお申し込みください。ただし,期日前でも
    定員になり次第,締め切ります)
申 込:下記ページからお申し込みください。
     https://web.jiep.or.jp/seminar/tcwg/tc10_summer2017/
  受付確認の返信メールをコピーして予約券として,当日会場
    までご持参ください。
 ※予稿集は,白黒印刷して配付いたします。また,当日から1週間,
  電子版(カラー)をホームページからダウンロードできるように
  いたします。パスワードは,会場でお知らせいたします。なお,
  講演で使用される資料には予稿集に掲載されていないスライドが
  含まれる場合もありますが,追加配布はいたしません。
主 催:一般社団法人 エレクトロニクス実装学会 電磁特性技術委員会
問合せ先:電磁特性技術委員会 サマーセミナー係
    E-mail:ss2017@jiep.or.jp

【プログラム】
10:00−10:05 開催挨拶
 田中 元志(電磁特性技術委員会委員長,秋田大学)

10:05−10:55
?プリント回路基板の低コモンモードノイズ設計
 松嶋 徹(京都大学)
プリント回路基板から生じるコモンモードノイズの発生メカニズムを説明
し,簡易なシミュレータを用いた低コモンモードノイズ設計手法を紹介す
る。また,コモンモード発生について市販の電磁界シミュレータを用いて
評価する際の注意点(励振ポートサイズやミクスドモードSパラメータの
基準インピーダンス)についても説明する。

10:55−11:45
?EMCの基礎とノイズ低減設計およびその事例
 大住 秀夫(パナソニック)
EMCの基本は,ノイズ源とアンテナから発生するノイズの原理を理解し,
原則に基づいて設計することである。今回,EMI発生原因とその対策方法
の原理原則の紹介,具体商品のEMC設計の紹介を通じて,EMCの原理原則を,
事例を交えて紹介する。

11:45−13:00 昼休み

13:00−13:50
?電磁界解析による最適設計技術
 五十嵐 一(北海道大学)
電気電子機器の設計において,電磁界解析を用いた最適設計が広がってい
る。ここでは,決定論的および確率論的最適化手法の特徴,拘束条件の考
慮法,複数の目的関数を含む多目的最適化問題の考え方について,事例を
挙げつつ説明する。また通常のパラメータ最適化とは異なり,寸法などの
設計変数の定義が不要なトポロジー最適化について,最新の応用事例を
紹介する。

13:50−14:40 ?ESD対策のためのボード設計に関する一検討
 金子 俊之(京セラ)
ボード設計におけるESD対策としては,侵入箇所への対策,伝搬経路への
対策,伝搬したノイズがボード上で増幅しないように対策することが有効
となる。これら対策の効果について,シミュレーションを活用し,検討を
行った事例について紹介する。

14:40−14:55(休憩15分)

14:55−15:45
?実践的なEMC設計
 堀田 雅志(三菱電機エンジニアリング)
EMC設計というと,一昔前までは高速信号を扱うデジタル信号の高調波を
代表とする高周波ノイズ対策が主流だった。しかし,近年,車の電動化を
筆頭としたインバータやコンバータなど,比較的周波数は低いが大きな
電力を扱う所謂パワエレ分野の対策で苦労することが増えてきている。
そこで,パワエレを含むEMC設計の一般的な考え方と,具体的な対策事例
をいくつかご紹介する。

15:45−16:35
?サマーセミナー恒例,低ノイズ実装研究会からの低ノイズ実証報告
 矢口 貴宏(NECソリューションイノベータ)
今年も,低ノイズ実装研究会からの“EMC設計技術実践講座”で作成された
ノイズ対策基板を基にした実証報告の続報を行う。SGとFGの分離・ショー
トが放射ノイズに与える影響など,8チームで改版前後の計16枚の基板に
対し,実験室での対策検討や対策改版よるノイズ低減(増加)結果につい
て分析した結果を説明する。

16:35−16:40 閉会挨拶

※ 当日は,時間などが変更される場合があります。ご了承下さい。