配信メッセージ

From: エレクトロニクス実装学会 <kouken3@jiep.or.jp>
日付: 2018年07月31日 09時22分
件名: 【JIEP】 2018 サマーセミナー(電磁特性技術委員会主催)

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一般社団法人 エレクトロニクス実装学会    2018サマーセミナー

最新のノイズマネージメント
〜ノイズ解析からEMC設計まで〜

 今年も恒例のサマーセミナーを開催致します。IoTというキーワードに代表される
ように,小型化,省電力化され,また有線・無線でつながる様々な回路が混載される
製品が増えています。これまで以上に低ノイズ設計が重要となっている中,様々なノ
イズを前に「原因はどこ?どうやって設計するの?」と悩む場面も少なくありませ
ん。
 今年のテーマは『最新のノイズマネージメント 〜ノイズ解析からEMC設計まで〜』
です。複雑に見える種々のノイズ現象を紐解き,設計につなげるため,低ノイズ設計
の基礎となる理論からノイズ源推定法に始まり,ノイズのシミュレーション,測定,
設計法に関する内容について,7名の講師にご講演頂きます。
ご好評を頂いている「EMC設計技術実践講座」からの報告もあります。
 他では聴けない盛りだくさんの話題をご用意致しました。
 皆様,奮ってご参加下さい。

日時 :2018年9月4日(火)10:00〜17:10  (9:30受付開始) 

場所 :回路会館 地下1階会議室
  〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-2
  地図 https://web.jiep.or.jp/about/access.html
  JR中央・総武線「西荻窪駅」下車(新宿から快速電車で約15分),
      徒歩約7分。

参加費 :正会員 8,000円,賛助会員 10,000円,シニア会員 5,000円,
     学生会員1,000円,
     非会員 15,000円,会員外学生 5,000円(予稿集代,消費税込み)
      ※当日,会場にて現金でお支払い頂きます。
      (釣り銭が不要となりますよう,ご協力をお願い致します)
      ※企業所属の学生会員は正会員扱いと致します。

定員 :80名(参加申込:8月28日迄。ただし,期日前でも定員になり次第,締め切
        ります)

申込 :学会ホームページからお申し込み下さい。( http://jiep.or.jp/
     受付確認の返信メールをコピーして予約券として,当日会場までご持参下
    さい。

     ※予稿集は,白黒印刷して配付致します。また,当日から1週間,電子版
     (カラー)をホームページからダウンロードできるように致します。
      パスワードは,会場でお知らせ致します。
      なお,講演で使用される資料には予稿集に掲載されていないスライド
      が含まれる場合もありますが,追加配布は致しません。

主催 :一般社団法人 エレクトロニクス実装学会 電磁特性技術委員会

    本サマーセミナーに関するお問い合わせは下記にお願い致します。
    一般社団法人 エレクトロニクス実装学会
     電磁特性技術委員会 サマーセミナー係
    E-mail:ss2018@jiep.or.jp?

【プログラム】
10:00−10:05 開催挨拶  池田 浩昭
           (電磁特性技術委員会委員長,日本航空電子工業)

10:05−10:50 ?Sパラメータをノイズ対策・EMC設計に活かすには
                        豊田 啓孝(岡山大学)
    ノイズ対策やEMCやPI,SI設計などの際SパラメータやZパラメータ
    を目にするものの,曖昧な理解のために十分に活用できていないもどか
    しさはありませんか?
   SパラメータやZパラメータを対策や設計に活用するため,その定義
    や物理的な意味から実際の応用までを,具体例を交えながら解説します。

10:50−11:35 ?ノッチフィルタを用いたノイズ発生源探査手法の紹介
                      佐野 宏靖(多摩テクノプラサ)
    近年の電子機器は,通信信号の高速化に伴い放射エミッション試験
   で問題となることが増えています。特に,複数の信号が動作していると
   高調波ノイズの周波数が重なり,近傍界測定などの従来手法では,放射
   ノイズ源となる配線を一つに特定できない問題があります。
   ここでは,被測定基板にノッチフィルタを設置し,その設置前後を比較
   することで,大きな放射ノイズを出す配線かどうか特定する手法を紹
   介します。

11:35−13:00 昼休み

13:00−13:45 ?選好度付セットベース設計手法を用いた伝送線路の多目的最適化設
       計
                     萓野 良樹(電気通信大学)
    多目的最適化設計とは,多くの目的(要求性能)を同時に最適化(満足)
    するように,多くの設計変数を決める協調設計です。講演者らは従来の設計
    での“解析による試行錯誤的な手法”から脱却し,“合成を行う設計手法”
    を目指しています。
    本講演では,多目的最適化設計手法として,選好度という設計変数範囲の評
    価・決定過程を定量的に取り扱う指標を用いた“選好度付セットベース設計
    手法”に着目し,その考え方,伝送線路の設計例を紹介します。

13:45−14:30 ?制御用LSIのEMC設計への取り組み
               久保 輝訓(ルネサスエレクトロニクス)
    従来,EMC技術は制御機器の基板の機能設計後に対応する技術と位置付けら
    れる場合が多かったと思います。しかし,制御用LSI設計においては,後付
    けの対策ではなく,設計の初期からEMC設計を盛り込むことが必要と考えて
    取り組んでまいりました。これまでのEMC設計及び改善に関する活動内容を
    次の5項目に分けて紹介していきます;
    ?これまでの取り組みと基本的な考え方,?具体例紹介,?効果確認方法,
    ?心得・まとめ,?効果が不十分な場合のプリント基板のチェック項目と改
     善案。

14:30−14:50(休憩20分)

14:50−15:35 ?基板全体に流れるコモンモード電流のシミュレーションによる分析
       手法
                      伊神 真一(emデータ・サービス)
    放射を扱う際には回路全体の電流分布を考える必要があります。
    コモンモード電流はEMI放射を引き起こす主要な原因であり,全体の電流の流
    れ方を代表するパラメータと考えることが出来ます。
    本講演では,EMI放射原因の分析手段として,シミュレーションにより基板上
    に発生するコモンモード電流を求める方法を紹介します。この方法でグラウ
    ンドまたぎなどの代表的な基板設計ルールについて分析を行いこの解析手法
    の有用性を示します。

15:35−16:20 ?高速インターフェイスのジッタ解析
                         石田 雅裕(アドバンテスト)
    高速伝送信号のジッタは通信データに生じるビット誤りの原因となるため,
    高速インターフェイスの実装においてはジッタの測定および解析が非常に
    重要となります。本講演では,ジッタの基礎を説明し,ジッタがビット誤
    りにあたえる影響について述べます。また,デファクト標準となっている
    既存のジッタ解析技術の原理と注意点についても紹介します。

16:20−17:05 ?EMC設計技術実践講座から分かるグラウンドとビアの配置方法
                        小川 一平(リコー)
    2017年度EMC設計技術実践講座で製作した基板のうち,グラウンドやビアの
    配置に特徴的な基板を詳細に調査した結果,幾つかのノイズ増加の要因が明
    らかになりました。本講演では,グラウンドやビアによるノイズ発生のメカ
    ニズムを解説し,適切なグラウンドビアの配置方法を分かりやすく説明しま
    す。

17:05−17:10 閉会挨拶

※ 当日は,時間などが変更される場合があります。ご了承下さい。

------------------サマーセミナー案内 おわり---------------------------

 以上

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[お願いとご注意]
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 すので絶対に添付ファイルを開かないでください。お願いいたします。
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